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花粉症やアトピーなどアレルギー病が増えた原因

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近年になって目立って増えている国民病のひとつに花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー病があります。ある調査によれば、日本人の三人に一人はアレルギー体質を抱えているともいわれています。

しかし、花粉症やアトピーは、昔からあった病気ではありません。なぜ、最近の日本人にアレルギー病が急増しているのでしょうか。

その最大の理由は、免疫力の低下といっていいでしょう。免疫力とは、体内に侵入してきた細菌やウイルス、花粉、ホコリなどの異物を排除し、体を守る力のことです。

免疫力をつかさどる主役は、血液中の白血球です。アレルギー病は、白血球が体内に侵入した異物に対して過剰に反応し、排除しようとすることによって起こるのです。

少し専門的な話になりますが、アレルギー病の原因になる異物をアレルゲン(抗原)といいます。アレルゲンが体内に入ると、それに対抗するために白血球はたくさんの抗体(抗原に反応して体内にできる物質)を作ります。

この抗体の正体は、免疫グロプリンEというたんぱく質の一種です。免疫グロプリンEが肥満細胞という特殊な細胞と結合すれば、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されます。これらの物質が炎症を引き起こすもとになり、その結果、アレルギー病が起こるのです。

花粉症やアトピーなどのアレルギー病の患者数は、ここ数十年で飛躍的に増加しました。その背景には、花粉やダニ、ホコリなどのアレルゲンの増加、車や工場からの排気ガスなど化学物質の流出、肉や加工食品などの多食、精神的なストレスの増加といったさまざまな要因が考えられています。

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