花粉症やアトピーの人の腸内には善玉菌が少ない
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腸には、約100種類、100兆個もの腸内細菌が住みついています。
腸内細菌は、体に有益な働きをする善玉菌と、体に悪影響をもたらす悪玉菌に大別されます。善玉菌と悪玉菌は、腸の中で常に争いを繰り広げていて、悪玉菌が優勢になると腸の働きが衰え、免疫力も低下してしまいます。
免疫力をつかさどる白血球という免疫細胞は、腸に集中しています。このため、腸内に悪玉菌が増えると腸の働きが衰え、当然ながら免疫力も弱まってしまうのです。
反対に善玉菌が増えれば、免疫力が強まり、細菌やウイルスなどの異物を排除できます。
腸内細菌が免疫力に深い関係があることは、以前から専門家の間ではよく知られていました。特に近年になって、国内外でさまざまな研究が行われています。
たとえば、フィンランドの研究では、アレルギー病の子供の腸内には善玉菌が少ないという結果が出ています。日本人を対象とした研究でも、花粉症やアトピーの人の腸内には善玉菌の菌数が少ないことが報告されています。
最近の研究では、大腸と小腸のそれぞれの役割も明らかになってきました。
小腸では、食べ物に含まれる善玉菌が小腸の免疫細胞に直接働きかけて、免疫力を強化します。大腸の中の善玉菌も、免疫力の強化に重要な役割を果たします。
大腸に善玉菌が増えれば、腸内環境が整い、免疫力が働く仕組みが正常化することも分かっているのです。
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